少年野球の声かけ革命!長嶋茂雄に学ぶポジティブ変換術で子供を伸ばす
週末のグラウンド。
大事な場面で、息子がゴロをトンネルしてしまった。
あるいは、チャンスで三振をして、肩を落としてベンチに帰ってきた。
そんな時、あなたはどんな言葉をかけていますか?
「ドンマイ!気にすんな!」
「次、頑張ろうぜ!」
一見、優しくて正しい励ましのように聞こえます。
しかし、実はその「ドンマイ」こそが、子供の心をさらに萎縮させ、次のミスを誘発する「呪いの言葉」になっている可能性があるとしたら……どう思いますか?
「えっ、励ましちゃいけないの?」
「じゃあ、未経験の俺に一体何が言えるんだよ……」
そう不安に思う必要はありません。
技術的なアドバイスができない野球未経験パパだからこそ、できることがあります。
いえ、未経験パパにしかできない最強の役割があるのです。
それが、「子供の脳を『成功モード』に書き換えるメンタルコーチ」になること。
そのお手本となるのが、日本野球界における永遠のミスター、長嶋茂雄氏です。
そして、つい先日(2026年1月25日)、かつての盟友である堀内恒夫氏が語った言葉に、そのヒントが隠されていました。
この記事では、最新のトレンドニュースとスポーツ心理学を融合させ、今日から使える「魔法のポジティブ変換術」を徹底解説します。
これを読めば、あなたの何気ない一言が、子供の「折れない心」と「爆発的な成長」を引き出すトリガーに変わるはずです。
さあ、今日からあなたも「家庭の長嶋茂雄」になって、子供と一緒に野球ライフを最高に楽しみましょう!
音声で解説!長嶋流ポジティブ思考の極意
※AI生成による音声コンテンツにて、発音や読み方に違和感ございますが、ご了承ねがいます。
「ドンマイ!」が実は呪いの言葉?少年野球における声かけの落とし穴

私たち親は、子供が失敗して落ち込んでいる姿を見ると、反射的に「守ってあげたい」「励ましてあげたい」と思います。
その愛情から出る言葉の代表格が「ドンマイ(Don’t Mind)」でしょう。
昭和の時代から、スポーツの現場では魔法の呪文のように使われてきました。
しかし、令和のスポーツ心理学において、この言葉は少し扱いが難しい存在になっています。
なぜなら、人間の脳の仕組み上、「否定命令」は逆効果になりやすいからです。
親の「良かれと思って」が子供を萎縮させるメカニズム
想像してみてください。
あなたが今、誰かにこう言われたとします。
「ピンクの象を想像しないでください」
……どうでしょう?
一瞬、頭の中に「ピンクの象」が浮かんでしまいませんでしたか?
人間の脳は、「~しない」という否定語を理解する前に、まずその対象となるイメージ(この場合はピンクの象)を処理してしまいます。
そして、そのイメージを打ち消すという作業を後から行うのです。
これを少年野球の現場に置き換えてみましょう。
エラーをして落ち込んでいる子供に「エラーを気にするな(ドンマイ)」と言うこと。
これは、子供の脳内で以下のような処理を引き起こします。
- 親から「エラー」という単語を聞く。
- 脳がさっきの「トンネルした映像」や「恥ずかしい感情」を鮮明に再生してしまう。
- その後に「気にするな」と命令されるが、すでに再生されたネガティブなイメージは消えない。
- 結果、「僕はエラーをしたんだ」「またエラーしたらどうしよう」という不安が強化される。
つまり、「ドンマイ」と言えば言うほど、子供は「失敗した事実」にロックオンしてしまうのです。
良かれと思ってかけた言葉が、実は子供の傷口に塩を塗り、記憶に定着させてしまっている。
これが、多くの親が陥っている「励ましの落とし穴」です。
「失敗」にフォーカスする言葉 vs 「次」にフォーカスする言葉
では、どうすればいいのでしょうか?
答えはシンプルです。
「過去(失敗)」ではなく、「未来(次の行動)」にフォーカスさせる言葉を選べばいいのです。
先ほどの「ピンクの象」の例で言えば、「ピンクの象を想像しないで」と言う代わりに、「青い空を想像してごらん」と言えばいいのです。
そうすれば、脳は自然とピンクの象を手放し、青い空のイメージで満たされます。
野球も同じです。
「エラーを気にするな」ではなく、「次はゴロが来たら思い切って前に出よう!」と言う。
あるいは、「三振するなよ」ではなく、「バットを振れば何かが起きるぞ!」と言う。
- Negative Focus: ミスをしないように意識させる(脳はミスをイメージする)
- Positive Focus: 成功した姿や、やるべき行動を意識させる(脳は成功をイメージする)
このわずかな「言葉の選び方(フォーカス)」の違いが、子供のパフォーマンスに天と地ほどの差を生みます。
特に、経験が浅く技術に自信がない子供ほど、親の言葉をそのままイメージとして受け取ります。
未経験パパであるあなたが発する言葉は、子供にとって「予言」のような力を持っているのです。
脳は「否定命令」を理解できない?心理学が教えるNGワード
もう少し深く、日常会話に潜む「NGワード」を見てみましょう。
私たちは無意識に、子供の安全を守ろうとして「否定命令」を使いがちです。
- 「高いところから飛び降りないで!」
- 「コップの水をこぼさないで!」
- 「よそ見しないで!」
これらは全て、脳に「飛び降りる」「こぼす」「よそ見する」というイメージを植え付けています。
少年野球でも同様です。
- 「ボール球を振るな!」→(ボール球に手が出るイメージ)
- 「ヘッドアップするな!」→(頭が上がるイメージ)
- 「高めに浮くな!」→(ボールが高く浮くイメージ)
もしあなたが、ピッチャーをしている息子に「フォアボール出すなよ!」と叫んだ直後、ストレートのフォアボールを出した経験があるなら、それはあなたの声かけが原因かもしれません。
あなたの言葉が、息子の脳に「フォアボール」という強烈なイメージを送り込んでしまったのです。
心理学者のアルバート・バンデューラが提唱した「自己効力感(セルフ・エフィカシー)」の理論でも、「言語的説得」は自信を高める重要な要素の一つとされています。
しかし、それは「君ならできる」「成功する」というポジティブな説得であって、「失敗しないように」というネガティブな説得ではありません。
未経験パパは技術指導ができません。
「肘が下がってるぞ」とか「トップの位置が遅い」なんてことは言えません。
でも、だからこそチャンスなのです。
技術的なノイズを入れず、純粋に「ポジティブなイメージ」だけを子供に注入できる。
それこそが、最強のメンタルコーチであるあなたの役割なのです。
ニュースで話題!堀内恒夫氏が語る「長嶋茂雄流プラス思考」の真髄
さて、ここで少し視点を変えて、プロ野球のレジェンドの話をしましょう。
「ポジティブ思考」と言われて、日本人が真っ先に思い浮かべる人物といえば、やはり長嶋茂雄氏(ミスター・プロ野球)ではないでしょうか。
その長嶋氏の凄さを裏付ける興味深いニュースが、つい先日飛び込んできました。
2026年1月25日、富山市で行われた少年野球指導者向けの講演会での出来事です。
富山での講演で明かされた「過去を振り返らない」思考法
元読売ジャイアンツのエースであり監督も務めた堀内恒夫氏が、約300人の指導者や保護者を前に講演を行いました。
その中で堀内氏は、現役時代の長嶋茂雄氏のエピソードを交えながら、指導における「プラス思考」の重要性を熱く語りました。
堀内氏はこう証言しています。
「長嶋さんは、どんなにチャンスで凡退しても、タイムリーエラーをしても、ベンチに帰ってきた時にはもう忘れているんです。『しまった』と下を向くことがない。常に『よし、次はどう打つか』『次はどう守るか』と、未来のことしか考えていないんです」
これは、単なる「楽天家」というレベルを超えています。
「過去(失敗した事実)を瞬時に切り捨て、未来(次の成功)だけにリソースを全振りする」という、究極のメンタルコントロール技術です。
凡人は、失敗すると「なぜ失敗したんだろう」「あそこでバットを出さなければよかった」と過去を分析し、反省します。
もちろん反省は大切ですが、試合中、特に少年野球の子供たちにとって、過度な反省は「恐怖心」へと変わります。
「またやっちゃったらどうしよう」という恐怖が、体を硬くし、視野を狭め、次のミスを呼ぶのです。
堀内氏の言葉は、私たち親にこう問いかけています。
「あなたのお子さんがエラーをした時、あなた自身が『過去』に囚われていませんか?」
「あーあ、やっちゃった」と溜め息をついたり、「なんで捕れなかったの!」と責めたり。
親が過去を見ている限り、子供は未来を向くことができません。
根拠なんてなくていい!「俺は天才だ」と思わせる暗示力
長嶋茂雄氏には、もう一つ有名な逸話があります。
スランプに陥った時でも、鏡に向かって「俺は天才だ!お前なら打てる!」と言い聞かせていたという話です。
普通に考えれば、「打てていない」という事実があるのに「天才だ」というのは矛盾しています。
まさに「根拠のない自信」です。
しかし、この「根拠のなさ」こそがポイントなのです。
もし自信を持つのに「打率3割打っているから」とか「練習でホームランを打ったから」という「根拠」が必要だとしたら、未経験の子供たちは一生自信を持てません。
なぜなら、彼らはまだ下手で、成功体験が少ないからです。
根拠を探しても、見つかるのは「昨日の素振りで空振りした」とか「キャッチボールで暴投した」という失敗の事実ばかりでしょう。
だからこそ、親が先に「根拠のない自信」を与えてあげる必要があります。
「お前は天才だ!」「パパには見える、お前がヒットを打つ姿が!」
そこには、過去のデータも技術的な裏付けも必要ありません。
ただひたすらに、親が子供の未来を信じ切ることで、子供の中に「もしかして、僕はいけるのかも?」という小さな火が灯るのです。
堀内氏は講演でこうも語ったといいます。
「指導者が暗い顔をしていたら、子供たちは野球を楽しめない。長嶋さんのように太陽のような明るさで、子供たちを照らしてあげてください」
これは指導者だけでなく、私たちパパにもそのまま当てはまる言葉です。
指導者も求めている?ベンチを救う「太陽のような」親の存在
少年野球の現場、特に試合中はピリピリしがちです。
監督の怒号が飛ぶこともあるでしょう。
子供たちは委縮し、ベンチはお通夜のような雰囲気になることもあります。
そんな時、技術指導には口を出せない「未経験パパ」の出番です。
ベンチ裏や応援席から、長嶋さんのように底抜けに明るく、ポジティブな言葉を投げかけ続けるのです。
「OK OK!動きは良かったよ!」
「切り替えよう!次は飛んでこい!」
監督が「技術的なミス」を指摘する役割なら、親は「心のエネルギー」を充填する役割です。
この役割分担ができているチームは強いです。
逆に、監督も親も一緒になってミスを責め立てるチームは、子供の逃げ場がなくなり、やがて野球を嫌いになってしまいます。
堀内氏が伝えたかったのは、技術論ではなく、この「大人の在り方」だったのではないでしょうか。
親である私たちがまず、長嶋茂雄になりきる。
「失敗?何それ?おいしいの?」くらいの図太いプラス思考を持つこと。
それが、技術指導よりもはるかに価値のある、子供へのプレゼントになるのです。
【実践編】明日から使える!ネガティブ言葉→ポジティブ変換リスト

「理屈はわかったけど、実際にどう言えばいいの?」
「とっさの時に、つい『コラ!』って言っちゃうんだよね…」
わかります。長年の癖を変えるのは簡単ではありません。
そこで、明日からの練習や試合ですぐに使える「長嶋流・ポジティブ変換リスト」を作成しました。
このリストをスマホに保存するか、プリントアウトしてポケットに入れておいてください。
感情的になりそうな時、このリストを見るだけで冷静になれるはずです。
シチュエーション1:試合中のミス(エラー・暴投)編
子供が一番パニックになっている瞬間です。
ここで「落ち着け」と言うのは逆効果(パニックを意識させるため)。
次の具体的なアクションや、攻撃的なマインドセットに誘導します。
| よく言っちゃうNGワード(Before) | 長嶋流・魔法の変換ワード(After) | 効果・意図 |
|---|---|---|
| 「ドンマイ!気にするな!」 | 「OK!次は全部こっちに飛んでこい!」 | 「ミスを忘れる」のではなく「次のボールを欲しがる」攻めの姿勢に変換。 |
| 「何やってんだ!しっかり捕れ!」 | 「惜しい!グラブの出し方は良かったぞ!」 | 結果はエラーでも、プロセス(挑戦)を肯定して恐怖心を消す。 |
| 「慌てるな!落ち着いて!」 | 「深呼吸!いつものリズムでいこう!」 | 否定命令(慌てるな)ではなく、肯定動作(深呼吸)を指示する。 |
| 「ランナー出すなよ!」 | 「バッターと勝負だ!楽しんでこい!」 | ランナー(不安要素)ではなく、目の前の敵(集中対象)に向けさせる。 |
【ポイント】
語尾を強く、短く言い切ること。
「~しようね」という優しい口調より、「~だ!」「~ぞ!」と力強く言い切ることで、子供の迷いを断ち切ります。
シチュエーション2:打席での緊張(三振・見逃し)編
打席でバットが出ない子供を見るのは、親として歯がゆいものです。
しかし、「振れ!」と怒鳴っても体は動きません。
「当たりそう」な予感を演出するのがコツです。
| よく言っちゃうNGワード(Before) | 長嶋流・魔法の変換ワード(After) | 効果・意図 |
|---|---|---|
| 「ボール球を振るなよ!」 | 「好きな球だけドカンといこう!」 | 「見逃す」意識から「打つ」意識へ。ストライクゾーンをポジティブに捉えさせる。 |
| 「三振してもいいから…(弱気)」 | 「空振りナイス!今のスイング速かったぞ!」 | 空振りさえも「スイングスピードの証明」として褒める。次は当たると思わせる。 |
| 「ボールをよく見ろ!」 | 「ボールが止まって見えるぞ!魔法かけたから!」 | 「見る」という受動的な行動より、暗示をかけてリラックスさせる。 |
| 「チャンスだぞ、打てよ!」 | 「ここで回ってくるなんて、やっぱり持ってるな!」 | プレッシャーを「運の良さ」「主役感」にすり替える。 |
【ポイント】
長嶋氏は現役時代、打席に入る前に「おい、今のスイング見たか? 音がしただろう?」とキャッチャーに話しかけたそうです。
それくらいのハッタリ(自己暗示)を、親が先にかけてあげましょう。
シチュエーション3:試合後の車内(反省会)編
ここが最も重要です。
帰りの車内が「地獄の反省会会場」になっていませんか?
試合が終わったら、もう過去です。堀内氏の言う通り、完全に切り替えます。
| よく言っちゃうNGワード(Before) | 長嶋流・魔法の変換ワード(After) | 効果・意図 |
|---|---|---|
| 「なんであそこでエラーしたんだ?」 | 「今日一番楽しかった瞬間はどこだった?」 | 失敗の記憶を呼び起こさず、成功体験や楽しかった記憶だけを定着させる。 |
| 「もっと練習しないとダメだな」 | 「あのファール、すごく飛んだね!次はホームランだ!」 | 不足している能力ではなく、可能性(飛距離など)にフォーカスする。 |
| 「あの子は打ってたのに、お前は…」 | 「お前の声出し、ベンチで一番響いてたぞ。パパは誇らしかった」 | 他人との比較は絶対NG。その子だけの貢献ポイント(技術以外でも可)を承認する。 |
【ポイント】
車の中では、「サンドイッチ話法」を使いましょう。
褒める(パン)→ さらっと次の課題(具)→ 最後にまた褒める(パン)。
最後は必ずポジティブな言葉で終わらせて、家に帰ったら美味しいご飯を食べる。
これが鉄則です。
未経験パパだからできる!技術を教えず「心」を整える3つの役割
ポジティブ変換術の使い方はわかりました。
では、これを継続的に行い、子供の成長を加速させるために、私たち「未経験パパ」はどう立ち回ればいいのでしょうか。
ここでは、技術指導に代わる3つの新たな役割を提案します。
役割1:チーム専属の「肯定ペンギン(First Follower)」になる
「ファーストペンギン」は最初に海に飛び込む勇気あるペンギンですが、「肯定ペンギン(ファーストフォロワー)」は、誰かの行動を最初に認め、拍手を送る存在です。
未経験パパは、技術的な良し悪しはわからないかもしれません。
でも、「誰が一番大きな声を出したか」「誰が全力疾走したか」「誰が道具を丁寧に並べたか」ならわかりますよね?
技術指導者が見落としがちな、こうした「姿勢」や「態度」を、誰よりも早く見つけて肯定してください。
子供が素振りをしていて、スイングがおかしくても、
「お、今の顔つき、プロみたいだったぞ!」
と言ってあげる。
フォームの矯正はコーチに任せればいい。
あなたは、子供が「野球をやろうとしたこと自体」を全力で肯定する係です。
この「根拠のない全肯定」が、子供にとっての最強の安全基地になります。
役割2:長嶋流「擬音(オノマトペ)」で感覚を刺激する
長嶋茂雄氏の指導といえば、独特の擬音(オノマトペ)が有名です。
「腰をグッといれて、バーンと打つんだ!」
「ボールがスーッと来たら、パチーンだよ!」
一見、感覚的すぎて意味不明に見えますが、実はこれ、子供(特に低学年)には理屈よりもはるかに伝わりやすいのです。
スポーツ医学的にも、オノマトペは運動のリズムや力加減を直感的に伝え、脳の運動野を活性化させることがわかっています。
未経験パパが「肘を高く上げて…」と専門用語を使おうとすると、どうしてもぎこちなくなり、間違ったことを教えるリスクがあります。
しかし、オノマトペなら間違いようがありません。
- 「もっとビュン!って振ってみよう!」
- 「ゴロをパクッて食べるみたいに捕ってみよう!」
- 「足をドン!って踏み込んでみよう!」
子供と一緒に、気持ちいい「音」を探してみてください。
「今のスイング、音がヒュン!じゃなくてブン!だったね。強そうだ!」
そんな会話なら、未経験パパでも対等に、楽しく技術の話ができます。
役割3:家庭内を「安全基地」にする(野球の話をしない勇気)
長嶋茂雄氏が家に帰ってまで、息子の一茂氏に延々と野球の説教をしていたでしょうか?
おそらく、家ではリラックスして過ごしていたはずです。
熱心なパパほど、家でもYouTubeの技術動画を見せたり、玄関でシャドーピッチングをさせたりしがちです。
しかし、子供にとって家は、外での戦い(練習や試合)で疲れた羽を休める場所であるべきです。
未経験パパの最大の強みは、「野球以外の世界」を持っていることです。
釣りでも、ゲームでも、漫画でもいい。
野球以外で子供と盛り上がれる話題を持っているはずです。
子供が野球で壁にぶつかっている時こそ、野球の話を一切しない。
「今日は野球休み!ゲーム大会しようぜ!」
そう言って、野球のプレッシャーから解放してあげる。
脳を完全にリラックスさせることで、結果的に次の日の練習への集中力が高まります。
「パパといる時は、野球が上手くても下手でも関係なく愛してもらえる」。
この安心感こそが、スランプを脱出する最大の特効薬です。
ポジティブすぎて浮かない?周囲とのバランスと「親の振る舞い」
ここまで「長嶋流ポジティブ」を推奨してきましたが、最後に一つだけ注意点があります。
それは、「チームの雰囲気や他人の目」とのバランスです。
少年野球界には、まだ「厳しさこそ愛情」「歯を食いしばって耐えるのが美徳」という価値観も根強く残っています。
そんな中で、あなた一人だけが「OK!天才!最高!」とハイテンションで叫んでいたらどうなるでしょうか?
……正直、ちょっと浮きますよね。
最悪の場合、「あの親はふざけてる」「子供を甘やかしている」と陰口を叩かれるリスクもあります。
厳しい指導者や他の保護者との温度差対策
では、どうすればいいか。
「TPOに合わせたボリューム調整」を行いましょう。
指導者が厳しく叱っている最中に、横から「ドンマイ!気にすんな!」と大声で割り込むのはNGです。
それは指導者の顔を潰すことになり、結果的に子供が板挟みになります。
指導者が叱っている時は、静かに見守る。
そして、指導が終わった後、子供が一人になったタイミングや、給水タイム、そして帰りの車の中で、そっとフォローを入れるのです。
「監督はああ言ってたけど、パパはあのアグレッシブなプレー、好きだったよ」
「期待してるからこそのカミナリだったな。次は見返してやろうぜ」
表立って指導方針に逆らうのではなく、「裏のメンタルケア担当」に徹するのです。
これなら誰とも揉めず、子供の心も守れます。
「甘やかし」と「ポジティブ」の境界線
「ポジティブ」と「甘やかし」を混同しないことも大切です。
- 甘やかし: 「練習サボってもいいよ」「道具の手入れしなくていいよ」「挨拶しなくていいよ」
- ポジティブ: 「失敗しても挑戦したことを褒める」「上手くいかない時も未来を信じる」
「やるべきこと(挨拶、道具整理、全力疾走)」をやらなかった時は、毅然と注意してください。
長嶋氏も、礼儀や感謝の心には厳しかったといいます。
人間としての基本ルールを守った上でのプレーの失敗に対して、最大限のポジティブを発揮する。
この線引きさえしっかりしていれば、周囲の大人たちもあなたのスタイルを認めてくれるはずです。
夫婦で共有したい「子供の自己肯定感」を守るルール
最後に、ママとの連携です。
パパがポジティブ変換を頑張っていても、ママが「あんた何やってんの!洗濯大変なんだから!」と泥だらけのユニフォームを見て怒ってしまっては、効果が半減してしまいます。
この記事の内容や、先ほどの「変換リスト」を、ぜひ奥様にもシェアしてください。
「最近、こういう指導法がトレンドらしいよ」
「堀内さんも言ってたけど、過去を振り返らないのがいいらしい」
そうやって夫婦で「我が家のポジティブ・ルール」を決めておくこと。
- 「試合の日は、帰ってきたらまず『お疲れ様』と言う」
- 「エラーの話は、子供から言い出すまでしない」
- 「ユニフォームが汚れているほど『頑張った証拠だ』と褒める」
夫婦揃って「家庭の長嶋茂雄」になれば、家の中は常に明るい太陽で照らされます。
そんな家庭で育った子供が、野球を嫌いになるはずがありません。
まとめ:今日からパパが「家庭のミスター」になろう

長嶋茂雄氏の現役時代を知らない世代のパパも多いでしょう。
しかし、彼が日本中から愛された理由は、ホームランの数やタイトルの数だけではありません。
あの底抜けの明るさ、失敗を恐れないフルスイング、そして見ている人すべてをワクワクさせるポジティブなオーラ。
それこそが、時代を超えて語り継がれる「ミスター」の魅力です。
少年野球を始めたばかりのあなたの息子さんも、小さな「ミスター」です。
今はまだ、空振りをしたり、エラーをして泣いたりするかもしれません。
でも、その小さな体の中には、無限の可能性が眠っています。
その可能性を引き出せるのは、イチローのような天才的な技術指導でも、大谷翔平のようなフィジカルでもありません。
「お前ならできる!」「パパはお前の一番のファンだ!」と、根拠なく信じ続けてくれる、あなたの言葉です。
今日から「ドンマイ」を封印しましょう。
代わりに、子供の未来を照らす「ワクワクする言葉」をたくさんプレゼントしてあげてください。
技術は教えられなくても、心は育てられる。
未経験パパだからこそできる、最高のチームプレーを始めましょう。
さあ、次の週末、グラウンドでハイタッチする準備はできていますか?
