野球のルールって難しそう…
「子供が少年野球を始めたけど、ルールがよくわからない…」
少年野球の試合を見に行っても、
- 「今のはなんでアウトなの？」
- 「ストライクとボールの違いがわからない…」
- 「そもそも、どうやって点が入るの？」
なんて疑問を持つパパも多いのではないでしょうか？
安心してください！この記事では、野球未経験のパパでもわかるように、少年野球のルールを丁寧に解説していきます。図解を交えながら、わかりやすく説明するので、これを読めば、あなたも少年野球通！
試合の流れ: 攻守交代を繰り返して勝敗を決める
野球は、9人ずつのチームで対戦し、攻撃と守備を交互に繰り返しながら、得点の多い方が勝ちとなるスポーツです。
試合は、イニングと呼ばれる単位で区切られ、少年野球では、通常7イニングで行われます。（9イニングの場合もあります。）
1イニングは、**表（おもて）と裏（うら）**に分かれており、
- 表: 先攻チームが攻撃、後攻チームが守備
- 裏: 後攻チームが攻撃、先攻チームが守備
となります。
7イニング終了時に、得点の多いチームが勝利となります。同点の場合は、延長戦を行い、決着がつくまで試合を続けます。（少年野球では、時間制限で引き分けになる場合もあります。）
攻撃: 3アウトでチェンジ
攻撃側は、打者（バッター）がピッチャーの投げるボールを打ち、塁を回って得点を目指します。
攻撃は、3アウトになるまで続きます。3アウトになると、攻守交代となります。
アウトの3つのパターン
アウトになるパターンは、主に以下の3つです。
- 三振: 打者が、ピッチャーの投げるボールを3ストライク打てなかった場合。
- フライアウト: 打者が打ったボールを、野手がノーバウンドで捕球した場合。
- フォースアウト: ランナーが、次の塁へ進む義務がある状態で、野手がボールを持って塁に触れた場合。
得点: ホームベースを踏めば1点
ランナーが、1塁→2塁→3塁→ホームベースと、反時計回りに塁を全て回り、ホームベースを踏むと、1点が入ります。
守備: 攻撃チームのアウトを狙う
守備側は、ピッチャーが打者に向かってボールを投げ、野手が打球を処理し、攻撃チームのアウトを狙います。
ピッチャー: ストライクとボール
ピッチャーは、ストライクゾーンと呼ばれる、ホームベースの上を通る、打者の膝から胸までの高さの範囲にボールを投げなければいけません。
- ストライク: ストライクゾーンに投げられたボール、または打者が空振りした場合。
- ボール: ストライクゾーンから外れたボール。
3ストライクで三振、4ボールでフォアボールとなり、打者は1塁へ進むことができます。
野手: ポジションと役割
野手には、それぞれ守備位置（ポジション）と役割があります。
- ピッチャー: 投げるのが専門
- キャッチャー: ピッチャーの後ろでボールを受ける
- ファースト: 1塁を守る
- セカンド: 2塁を守る
- サード: 3塁を守る
- ショート: 2塁と3塁の間を守る
- レフト: 左側の外野を守る
- センター: 真ん中の外野を守る
- ライト: 右側の外野を守る
ここまでのまとめ
- 野球は、9人ずつのチームで対戦し、攻撃と守備を交互に繰り返すスポーツです。
- 攻撃側は、3アウトになるまで攻撃を続け、ホームベースを踏むことで得点を目指します。
- 守備側は、ピッチャーがストライクを投げ、野手が打球を処理して、攻撃チームのアウトを狙います。
了解しました。「少年野球のルール解説！初心者パパでもこれを読めば大丈夫！」後半部分の記事を作成します。
さらに詳しく！野球のルールをもっと理解しよう
ここまでは、野球の基本的な流れを解説しました。後半は、さらに踏み込んで、様々なルールや用語を解説していきます。これを読めば、少年野球の試合観戦がもっと楽しくなること間違いなしです！
盗塁: ランナーが次の塁を狙う！
ランナーは、ピッチャーがボールを投げる隙を見て、次の塁を狙うことができます。これが**盗塁**です。盗塁が成功すれば、より得点に近づきますが、失敗すればアウトになってしまうリスクもあります。
タッチアップ: フライアウトでも進塁できる？
打者がフライアウトになった場合でも、ランナーは進塁できる場合があります。野手がフライを捕球した後、ランナーは一度、元の塁に戻らなければいけません（帰塁）。そして、野手がボールを捕球したことを確認してから、次の塁へ進むことができます。これを**タッチアップ**と言います。
ボーク: ピッチャーの反則行為
ピッチャーは、ランナーがいる際に、不正な動作をしてランナーを惑わす行為をしてはいけません。このような反則行為を**ボーク**と言い、ボークを取られると、全てのランナーに1つずつ進塁が与えられます。
ボークの判定は複雑で、野球経験者でも迷うことがあります。審判の判定を尊重し、子供たちにはフェアプレーの精神を教えましょう。
デッドボール: ボールが体に当たったら…
ピッチャーの投球が、打者の体に当たってしまうことがあります。これを**デッドボール**と言います。デッドボールになると、打者は1塁へ進むことができます。
デッドボールは、故意にぶつけたり、危険な投球をしたりした場合に与えられるペナルティです。子供たちには、安全に配慮したプレーをすることの大切さを教えましょう。
ファウル: ストライクゾーン以外への打球
打者が打ったボールが、フェア地域（1塁と3塁を結んだ線より内側）に入らず、ファウル地域へ飛んでいった場合、**ファウル**となります。ファウルは、2ストライクまではストライクとしてカウントされます。ただし、2ストライク以降は、いくらファウルを打っても、アウトにはなりません。
ヒット: 打者が塁に出る
打者が打ったボールがフェア地域に落ち、野手が捕球する前に打者が1塁に到達した場合、**ヒット**となります。ヒットには、シングルヒット、ツーベースヒット、スリーベースヒット、そしてホームランがあります。
エラー: 野手のミス
野手が、通常であれば捕球できるはずのボールを落としたり、送球をミスしたりした場合、**エラー**が記録されます。エラーによって、ランナーが進塁したり、得点が入ったりすることがあります。
エラーは、誰でも起こりうることです。子供たちには、ミスを恐れずに、積極的にプレーすることの大切さを教えましょう。（「少年野球 親 役割」についてはこちら→ 少年野球で親に求められる役割は？野球経験ゼロでも大丈夫！）
少年野球特有のルール: 子供たちの安全と成長のために
少年野球では、子供たちの安全と成長を考慮して、通常の野球ルールとは異なる、特別なルールが設けられています。主なルールは以下の通りです。
- **投球制限**: ピッチャーの肩や肘への負担を軽減するため、1日に投げられる球数に制限があります。チームや大会によって異なりますが、小学生では、50球〜70球程度が一般的です。
- **試合時間制限**: 子供たちの体力的な負担を考慮し、試合時間に制限を設けている場合があります。チームや大会によって異なりますが、2時間程度で終了することが多いです。
- **コールドゲーム**: 一定の点差がついた場合、試合を途中で終了させるコールドゲームが適用されます。チームや大会によって異なりますが、5回以降に7点差がついた場合などが一般的です。
- **ティーボール**: バットでボールを打つのが難しい低学年向けのルールです。ティーと呼ばれる台にボールを置き、それを打つため、誰でも簡単にヒットを打つことができます。野球の楽しさを体験させ、基礎を学ぶためのルールです。
これらのルールは、子供たちの安全を守り、野球を長く楽しめるようにするためのものです。ルールを理解し、子供たちが安全に、そして楽しく野球ができるようにサポートしましょう。
まとめ: ルールを理解して、少年野球をもっと楽しもう！
この記事では、少年野球のルールを、野球未経験のパパにもわかりやすく解説しました。ルールを理解すれば、試合観戦がもっと楽しくなりますし、子供への声かけも変わってくるでしょう。
少年野球は、子供たちにとって、貴重な経験となります。ぜひ、ルールを理解し、子供と一緒に少年野球の世界を満喫してください！
