少年野球の「コユニ(小指2本入れ)」完全ガイド!握力不足の子供を救うメリットと始め方
「パパ、またエラーしちゃった……」
週末の試合帰り、車の中でうつむく息子の姿を見るのは、親として何よりも辛い時間ですよね。
「練習不足だ!」「気合が足りない!」
そんな言葉をかける前に、一度だけ疑ってほしいことがあります。
「そのグローブ、今の息子の握力で本当に閉じられていますか?」
少年野球、特に低学年の子供たちにとって、大人用の硬い革で作られたグローブを、小さな手と弱い握力で操作するのは至難の業です。技術以前に、道具の使い方が身体の成長に合っていないケースが驚くほど多いのです。
この記事では、そんな悩める親子への特効薬として、メジャーリーグでは常識、そして今、日本のプロ野球でもスタンダードになりつつある「小指2本入れ(通称:コユニ)」について徹底解説します。
「え? 指の入れ方を変えるだけで捕れるようになるの?」
「でも、チームのコーチに何か言われないかな……」
そんなパパの疑問や不安をすべて解消します。
この記事を読めば、明日からお子さんのグローブが「魔法の道具」に変わるかもしれません。技術を教えられない未経験パパでも、道具の調整なら一番の味方になれるはずです。
※AI生成による音声コンテンツにて、発音や読み方に違和感ございますが、ご了承ねがいます。
「パパ、グローブが硬くて閉じられないよ…」ボールを落とす我が子に親ができること

週末の公園。親子でキャッチボールを始めたものの、子供が何度もボールをポロポロと落としてしまう。「しっかり捕れ!」「ボールをよく見ろ!」と声を張り上げているうちに、だんだんと子供の表情が曇っていく……。そんな経験はありませんか?
実はこれ、子供の運動神経が悪いわけでも、やる気がないわけでもない可能性が高いのです。一番の原因は、「道具と体のミスマッチ」にあります。
握力10kgの壁。低学年の子供にとって「新品のグローブ」は鉄板のように硬い
小学校低学年(1〜3年生)の平均握力をご存知でしょうか?
文部科学省の体力調査によると、男子の平均は 10kg〜13kg程度 です。これは、未開封のペットボトルのキャップをなんとか開けられるかどうかの強さです。
一方で、買ってきたばかりの少年野球用グローブ。特に「長持ちするように」としっかりした革のものを選んだ場合、その硬さは大人の手でも開閉に苦労するほどです。
握力10kgの子供に、その「鉄板」のようなグローブを渡し、「親指と小指をくっつけるように閉じなさい」と教えること。これは、例えるなら「スプリングの入ったトレーニング器具を握りながら、飛んでくるボールに反応しろ」と言っているようなものです。
子供たちは、ボールを捕る瞬間に「グローブを閉じる」ことだけに全神経と全筋力を使ってしまいます。その結果、肝心のボールへの反応が遅れたり、捕球の瞬間に力みすぎて弾いてしまったりするのです。
「下手だから」じゃない。構造的に無理な捕り方を強いてしまっている可能性
日本の野球指導では、長らく「手袋をはめるように、5本の指をそれぞれの指袋に入れる」のが基本とされてきました。
人差し指を出し、親指とその他の4本の指で挟むように捕るスタイルです。これを「当て捕り」や「浅めの型」と呼ぶこともあります。
このスタイルは、素早い握り替え(ボールを右手に持ち替える動作)には適していますが、「強い力で挟む」ことが前提となります。
大人の手や、高学年になって握力がついてきた子なら問題ありません。しかし、まだ手のひらが小さく、指も短い低学年の子にとって、5本の指を均等に広げてグローブを操作するのは、解剖学的にも非常に困難です。
特に、薬指と小指の力が弱い子供にとって、グローブの小指側(土手側)を動かす力は微々たるもの。結果として、親指だけを動かして捕ろうとしてしまい、ウェブ(網の部分)に引っ掛けるだけの不安定な捕球になってしまいます。
これでは、フライを落とすのも、ゴロを弾くのも無理はありません。「下手だから」落とすのではなく、「構造的に閉じられない道具を使っているから」落とすのです。
技術練習の前に「道具の調整」で解決できることがある(コユニという選択肢)
ここで登場するのが、今回のテーマである「コユニ(小指2本入れ)」という選択肢です。
もし、あなたのお子さんが以下のようなサインを出していたら、技術練習を増やすよりも先に、指の入れ方を変えるだけで劇的に改善する可能性があります。
- キャッチボールで、ボールがグローブに入っても「パチン」といい音がせず、ポロリと落ちる。
- 捕球の瞬間、グローブが完全に閉じきっておらず、半開きになっている。
- グローブの中で手が滑っているように見える。
- 「グローブが硬い」と頻繁に訴える。
未経験のパパであっても、キャッチボールの相手をしてあげる時間が少なくても、「グローブの使い方を変えてあげる」ことだけは、今すぐにでもできます。
それは、子供にとって「新しい武器」を手渡すのと同じくらいのインパクトがあるのです。
なぜ「コユニ」なら捕れるのか?物理学とMLBの常識から学ぶメカニズム
では、なぜ指の入れ方を変えるだけで、握力の弱い子供がボールを捕れるようになるのでしょうか?
ここでは、精神論ではなく、物理的なメカニズムと世界的なトレンドからその理由を紐解いていきましょう。
【図解イメージ】5本指(当て捕り)vs 小指2本入れ(つかみ捕り)の力の伝わり方の違い
まずはイメージしてみてください。
【従来の5本指スタイル】
- 指の配置: 親指、人差し指、中指、薬指、小指がそれぞれの部屋に1本ずつ。
- 力の作用点: 5本の指が放射状に広がる。
- 閉じる力: 親指と、その他の4本の指(特に薬指・小指)を対抗させて閉じる。
- 弱点: 薬指と小指が独立しているため、それぞれの力が分散してしまう。子供の細い小指1本では、グローブの硬い革を押し込む力に負けてしまう。
【小指2本入れ(コユニ)スタイル】
- 指の配置: 小指の部屋に「小指」と「薬指」の2本を入れる。薬指の部屋に「中指」、中指の部屋に「人差し指」を入れる(人差し指の部屋は空く)。
- 力の作用点: グローブの端(小指側)に力が集中する。
- 閉じる力: 親指と、「束になった小指・薬指・中指」で挟み込む。
- 強み: 弱い指(小指と薬指)を2本束ねることで、単純計算で2倍以上の力が生まれる。
この違いは、「割り箸を割る」動作に似ています。1本の指で割り箸を折ろうとしても折れませんが、2本の指を添えれば簡単に折れますよね? それと同じ原理です。
テコの原理で証明!小指・薬指を束ねるとなぜ開閉力が劇的に上がるのか
もう少し科学的に見てみましょう。「コユニ」の最大のメリットは、「テコの原理」を最大限に活かせる点にあります。
グローブを閉じる動作において、支点となるのはグローブの土手(手首に近い部分)です。
作用点は指先になります。
5本指スタイルの場合、最も外側にある「小指」1本で、グローブの最も遠い部分(一番重い部分)を動かさなければなりません。これは、長い棒の端っこを片手で持ち上げようとするようなもので、非常に大きな力が必要です。
しかし、コユニにして「小指と薬指」を束ねるとどうなるか。
まず、単純に筋肉量が2倍になります。さらに、中指も外側にシフトしてくるため、グローブの外側(閉じるために動かすべき部分)に対して、人差し指以外の3本の指の力を総動員できることになります。
野球用品専門店の解説記事(GloveDo)でも、以下のように推奨されています。
握力が弱い方や少年野球の選手は、積極的にコユニに挑戦してみるのが良いでしょう。(中略)テコの原理が働き、軽い力でグラブを開閉できるようになるからです。
出典:GloveDo「小指2本入れ(コユニ)とは?メリット・デメリットとおすすめグラブ」
つまり、コユニとは「裏技」でもなんでもなく、「少ない力で大きな物体(グローブ)を動かすための、最も合理的な物理法則の応用」なのです。
「邪道」ではない。メジャーリーガーや大谷翔平選手も実践する世界標準(Global Standard)
「でも、そんな変な持ち方をしたら、基本が身につかないんじゃないか?」
真面目なパパほど、そんな不安を抱くかもしれません。
安心してください。今やコユニは「変な持ち方」どころか、世界最高峰のリーグMLB(メジャーリーグ)における「スタンダード」です。
メジャーリーグでは、内野手であっても深いポケットでガッチリ捕球するスタイルが主流です。打球速度が桁違いに速く、天然芝のグラウンドでイレギュラーバウンドも多いため、「当てて素早く投げる」ことよりも「まずは確実に捕球する(エラーしない)」ことが優先されるからです。
そして、この波は日本のプロ野球界にも確実に広まっています。
最も有名な例は、やはり大谷翔平選手でしょう。彼は投手用のグローブで、小指2本入れのスタイルを採用していることで知られています(使用モデルによっては、通常の指入れの場合もありますが、基本的な「掴む」動作のメカニズムはコユニのそれです)。
また、守備の名手として知られる西武ライオンズの外崎修汰選手も、コユニ愛用者の一人です。
米国では一般的で、国内でも外崎修汰内野手(西武)ら守備の名手が採用していることで知られる「小指2本入れ」。
出典:ベースマン「メリットだらけ、内野手も小指2本入れグラブで守備力大幅アップ」
プロの選手たちがこぞって採用するのは、それが「楽だから」ではありません。「その方が確実に捕れるから」です。
「大谷選手もやってるんだよ」。
この一言は、迷っている子供の背中を押す最強の魔法の言葉になるはずです。
メリットだけじゃない?親が知っておくべき「コユニ」のデメリットと注意点
ここまでは良いことづくめのように書いてきましたが、何事にもメリットとデメリットがあります。親として、コユニを導入する前に知っておくべき「注意点」と、最大の障壁である「指導者対策」について解説します。
「ボールの握り替えが遅くなる」説は少年野球レベルで気にするべきか?
コユニのデメリットとして最も頻繁に挙げられるのが、「ボールの持ち替え(握り替え)が遅くなる」という点です。
5本指(当て捕り)の場合、グローブの手のひら付近の浅い部分でボールを受け止めるため、右手ですぐにボールを掴むことができます。0.1秒を争うプロの内野手が「当て捕り」を好むのはこのためです。
一方、コユニは「深いポケットでガッチリ掴む」スタイルなので、ボールがグローブの奥に入りやすく、取り出すのにコンマ数秒のロスが生じる可能性があります。
しかし、ここで冷静に考えてみましょう。
少年野球において、その「コンマ数秒」が致命的になる場面がどれだけあるでしょうか?
少年野球、特に低学年〜中学年のレベルで最も多いミスは、「握り替えが遅くてアウトにできなかった」ことではありません。
圧倒的に多いのは、「そもそも捕れなかった(トンネルした、弾いた)」というミスです。
捕らなければ、アウトにはできません。握り替え云々は、確実に捕球できるようになった後の話です。
富士通が運営するスポーツコラムでも、この点は冷静に分析されています。
確かに持ち替えの速さは重要ですが、まずは「確実に捕球する」ことが大前提です。(中略)特に握力の弱い選手にとっては、捕球ミスを減らすメリットの方がはるかに大きいと言えるでしょう。
参考:FMVスポーツ「野球の守備力を上げる!小指2本入れの秘密」
パパとしては、「まずはエラーせずに捕って、子供に自信をつけさせること」を最優先に考えるべきです。握り替えの練習は、捕れるようになってからでも遅くありません。
手が小さすぎる子は要注意。指袋の中で指が遊んでしまう場合のリスクと対策
もう一つの技術的な注意点は、「指袋のサイズ感」です。
大人用や高学年用のグローブを、手の小さな低学年の子が使ってコユニをしようとすると、小指の部屋(指袋)が大きすぎて、中で小指と薬指がスカスカ動いてしまう(遊んでしまう)ことがあります。
これでは力が伝わらず、逆効果になってしまいます。
【対策】
- 守備用手袋の着用: 少年用の守備用手袋(手袋)を着用させることで、指の厚みを増し、フィット感を高めることができます。これは汗による革の劣化も防げるので一石二鳥です。
- 指穴の調整: 多くのグローブには、手首部分のベルトを締める調整機能があります。ここを限界まで締めてあげることで、フィット感を向上させられます。
【重要】古い考えの指導者に「基本通りやれ」と怒られた時の、子供を守る「理論武装」と伝え方
実は、これがコユニ導入の最大のハードルかもしれません。
少年野球のチームには、ボランティアのお父さんコーチや、昔ながらの指導方針を持つベテラン監督がたくさんいます。彼らの中には、
「小指2本入れなんて手抜きだ」
「基本は5本指だ。楽しようとするな」
と、頭ごなしに否定する人も残念ながら存在します。
子供がチームで怒られないか心配ですよね。ここでパパの出番です。しっかりと理論武装をして、子供を守ってあげましょう。
NGな伝え方:
×「ネットでいいって書いてあったんで変えました」
×「大谷もやってるんで、文句言わないでください」
(これでは指導者のプライドを逆撫でしてしまいます)
OKな伝え方(相談ベースで味方につける):
○「監督、相談があります。うちの子、どうしても握力が弱くて、グローブを弾いてしまうことが多いんです。家でいろいろ試したんですが、小指に2本入れる形にしたら、すごくしっかり掴めるようになったんです。まずは『捕れる感覚』を覚えさせたいので、しばらくこの形でやらせてみてもいいでしょうか?」
ポイントは、
- 「子供の身体的課題(握力不足)」を理由にする(サボりではないと伝える)。
- 「捕れる感覚を覚えさせたい」というポジティブな目的を伝える。
- 「許可を求める」形をとるが、事実は伝える。
ここまで言われて「ダメだ、落としてもいいから5本でやれ」と言う指導者は、正直稀です。もしそう言われたら、「では、家での練習だけは自信をつけるためにコユニでやります」と伝えればOKです。
一番大切なのは、子供が「パパがコーチに話してくれたから、僕はこれでやっていいんだ」と安心できる環境を作ってあげることです。
【実践編】家にあるグローブですぐできる!パパのための「コユニ化」DIYガイド
では、実際に今あるグローブを「コユニ仕様」にしてみましょう。新しいグローブを買う必要はありません。週末の10分があれば、パパの手で魔法をかけられます。
買い替え不要!今のグローブが「コユニ」に向いているかチェックするポイント
ほとんどのグローブはコユニに対応できますが、特に相性がいいグローブの特徴があります。
- 土手(手首部分)が広いもの: 小指側に指を寄せるので、土手が広い方が指を移動させやすいです。
- ポケットが深いもの: オールラウンド用や外野手用は最適です。逆に、浅い内野手用(二塁手用など)は少し工夫が必要です。
【写真解説イメージ】指の入れ方の基本(人差し指は出す?中指はどうする?)
コユニの指の入れ方には、大きく分けて2つのパターンがあります。
パターンA:人差し指を出すスタイル(推奨)
多くのプロ選手が採用している、最も一般的なスタイルです。
- 小指の穴に、子供の「小指」と「薬指」の2本を入れる。
- 薬指の穴に、子供の「中指」を入れる。
- 中指の穴に、子供の「人差し指」を入れる。
- 人差し指の穴は空洞になる。
- その状態で、通常通り「人差し指を背面のカバーから出す」。
- ※グローブの形状によっては、人差し指を出す位置が中指の穴の上に来るため、少し違和感があるかもしれません。その場合はパターンBを試してください。
パターンB:人差し指を出さない(全部中に入れる)スタイル
人差し指を出さずに、全ての指をグローブの中に収めるスタイルです。
- 指の配置はパターンAと同じ。
- 人差し指を外に出さず、中指の穴の中に収める。
- メリット: 痛くない(人差し指に打球が当たった時の衝撃が少ない)。
- デメリット: 少し窮屈に感じる場合がある。
子供に両方試させて、「どっちが力が入りやすい?」と聞いて選ばせてあげてください。正解はありません。「子供が一番閉じやすい形」が正解です。
ちょっとした裏技。手口バンド(土手紐)の調整でさらに閉じやすくする工夫
指の入れ方を変えるだけでなく、グローブ自体の調整も行いましょう。
グローブの手首部分にある紐(土手紐)の通し方を変えるだけで、劇的に開きやすくなります。
- 「逆巻き」にする:
通常、土手の紐は「順巻き(親指側から小指側へ巻く)」になっていますが、これを「逆巻き(小指側から親指側へ巻く)」に変えると、グローブが開きやすくなり、コユニとの相性が良くなります。
※これは少し専門的なので、自信がなければ近くのスポーツ店に持ち込んで「コユニにしたいので、土手を逆巻きにしてください」と頼めば、数百円〜千円程度でやってくれます。 - 土手紐を抜く:
一番簡単な裏技です。土手の部分に通っている紐を、思い切って全部抜いてしまいます。
これだけで土手の剛性が下がり、ふにゃふにゃになって閉じやすくなります。「型崩れする」と言う人もいますが、握力のない子供にとっては「型崩れしてでも閉じられる」方が100倍マシです。
「捕れた!」の自信を育てる。コユニ導入後の親子練習メニュー
グローブの調整が終わったら、いよいよ実践です。
いきなりキャッチボールをする前に、新しい指の感覚に慣れるための「親子遊び」から始めましょう。
まずはリビングで。グローブの開閉感覚をつかむ「パチパチ」遊び
テレビを見ながらでもできる遊びです。
- 子供にコユニでグローブをはめさせる。
- 「よーい、ドン!」で、10秒間に何回グローブを完全に閉じられるか(パチパチさせられるか)を競う。
- パパが「いい音してるね!」と褒めちぎる。
これだけで、子供は「あ、今までより楽に閉じられる!」と実感できます。小指と薬指に力を入れる感覚を脳に覚え込ませるトレーニングです。
恐怖心を取り除く。柔らかいボールを使った至近距離からの「下からトス」
次は実際にボールを捕りますが、いきなり硬球や軟球は使いません。テニスボールや、100円ショップの柔らかいボールを使いましょう。
- 2〜3メートルの至近距離に立つ。
- パパが下から優しく、子供の胸元へボールをトスする。
- 子供は「パクッ」とワニが獲物を食べるようにボールを掴む。
ここでのポイントは、「掴む(つかむ)」という感覚です。
「当て捕り」ではなく、ボールを包み込む感覚。コユニなら、軽い力でボールがグローブの奥に吸い込まれていくはずです。「今の捕り方、大谷選手みたいだったぞ!」と盛り上げてください。
成功体験を積み重ねる。「いい音が鳴ったら1ポイント」ゲーム
慣れてきたら、公園でキャッチボールです。
ここでは「捕れたかどうか」ではなく、「いい音がしたかどうか」をゲームにします。
- グローブの芯(ポケット)でしっかり捕球できると、「パチン!」と乾いたいい音がします。
- コユニはポケットが深くなるので、芯で捕らえやすくなります。
- 「今の音は100点!」「今のは惜しい、30点!」と点数をつけてあげましょう。
子供は単純です。「いい音=気持ちいい=楽しい」となれば、自然とグローブの中心で捕ろうと集中し始めます。気づけば、ポロポロ落としていたのが嘘のように、しっかりと「掴める」ようになっているはずです。
本気で取り組むなら。コユニ推奨・対応のジュニア用グローブ選び

もし、今使っているグローブが古くなっていたり、誕生日プレゼントで新しいグローブを検討しているなら、最初から「コユニ仕様」で作られたグローブを選ぶのも賢い選択です。
メーカー側もこのトレンドを熟知しており、素晴らしい製品が出ています。
コユニのパイオニア「ウイルソン(Wilson)」のジュニアモデルの特徴
コユニを語る上で外せないのがウイルソンです。彼らは「デュアル・テクノロジー(DUAL)」という独自の構造を持っています。
守備率10割に近づくグラブ。(中略)指先の強さを高める「DUALテクノロジー」は、小指2本入れ(コユニ)と相性が抜群です。
出典:Wilson公式「DUALテクノロジーとは」
指袋の背面に2本のハミ出し(革のライン)が入っており、これが指先の強度を保ちます。コユニにしても指先が負けず、打球に吸い付くような捕球感が特徴です。ジュニア用モデル(Next Staffシリーズなど)でもこの技術が採用されており、「子供が一番捕りやすいグローブ」としてパパたちの間で絶大な信頼を得ています。
メジャー人気No.1「ローリングス(Rawlings)」の掴みやすさ
メジャーリーガーの使用率No.1を誇るローリングスも、コユニに適したモデルが多いです。
特に「HOH」シリーズなどのジュニアモデルは、革が柔らかく、最初から「掴む」型がつきやすいように設計されています。
手首のベルト調整幅も広く、手の小さい子でもフィットさせやすいのが特徴です。デザインもメジャー風でかっこよく、子供のテンションが爆上がりすること間違いなしです。
外野手用グローブをあえて選ぶという選択肢(ポケットの深さ活用)
裏技的な選び方として、内野を守る子であっても、あえて「外野手用」や「オールラウンド用」の大きめのグローブを選ぶのもアリです。
外野手用はもともと「コユニ」で使うことを想定して設計されているものが多く、ポケットが非常に深いです。
「ゴロを捌く」という高度な技術よりも、「フライを落とさない」「ゴロを後ろに逸らさない」ことが最優先の低学年のうちは、捕球面積の広い外野手用の方が安心感があります。
まとめ:道具の工夫は親の愛情。「捕れない」涙を「捕れた」笑顔に変えるために
「コユニ(小指2本入れ)」は、単なる流行りでも、プロだけの技術でもありません。
握力の弱い子供たちが、野球という難しいスポーツを楽しむために生まれた、「優しさの技術」です。
- 握力がなくても、テコの原理でグローブが閉じられる。
- MLBや大谷選手も実践する、理にかなった捕球スタイル。
- パパのちょっとした工夫(DIY)で、今のグローブが最強の武器になる。
野球未経験のパパは、「僕には技術を教えられないから…」と引け目を感じがちです。
でも、子供の小さな手を観察し、痛くないように、捕りやすいように道具を調整してあげることは、一番近くにいるパパにしかできない最高の「ファインプレー」です。
今週末、お子さんのグローブを手に取って、「指、2本入れてみるか?」と声をかけてみてください。
その小さな変化が、子供の「捕れた!」という大きな自信につながり、野球をもっと好きになるきっかけになるはずです。
グラウンドで輝く息子の笑顔を見るために、まずは道具から変えていきましょう!
