少年野球のキャッチャーは体格じゃない！DeNAジュニア女子捕手に学ぶ「信頼される技術」と練習法
「うちの子、体が小さいからキャッチャーは無理ですよね…」
「キャッチャーって、ただボールを受ける壁役でしょ？ 痛いし損な役割じゃない？」
グラウンドでパパ友から、こんな相談を受けることがよくあります。
特に、これからポジションが決まっていく低学年や、高学年になってレギュラー争いが激化する時期になると、親御さんの悩みは尽きません。
でも、はっきり言わせてください。
キャッチャーほど、やりがいがあって、カッコよくて、チームの勝敗を左右するポジションはありません。 そして、そこに「体の大きさ」や「性別」は、実は決定的な要素ではないのです。
そのことを証明してくれた衝撃的なニュースが、2025年の年末に飛び込んできました。
「NPB12球団ジュニアトーナメント」での、横浜DeNAベイスターズジュニア・増田莉夢（ますだ・りむ）選手の活躍です。
彼女は、並み居る男子選手たちとの競争を勝ち抜き、「正捕手」としてマスクを被りました。プロ顔負けの技術と、投手を安心させる立ち振る舞いは、多くの指導者や親たちに衝撃を与えました。
この記事では、このニュースから学ぶ最新のキャッチング技術「フレーミング」の秘密と、私の息子がソフトボールから軟式野球までキャッチャーとして泥だらけになって学んだ「キャッチャーというポジションの本当の価値」について、熱く、そして詳しくお話しします。トップ画像はAI生成によるイメージ画像です。
これを読めば、あなたはきっと、お子さんと一緒に今すぐキャッチボールをしたくなるはずです。そして、もしお子さんが「キャッチャーをやりたい」と言ったら、全力で背中を押してあげられるようになるでしょう。
※AI生成による音声コンテンツにて、発音や読み方に違和感ございますが、ご了承ねがいます。
DeNAジュニア正捕手・増田莉夢選手が証明した「技術は力を凌駕する」
2025年の年末、札幌ドームで行われた「NPB12球団ジュニアトーナメント KONAMI CUP 2025」。
プロ野球12球団が選抜した小学6年生たちが競い合う、まさに「学童野球の甲子園」とも呼べる最高峰の舞台です。
ここで一つの歴史が動きました。横浜DeNAベイスターズジュニアの扇の要を守っていたのは、女子選手の増田莉夢さんでした。
男子の中に混ざって勝ち取った「正捕手」の座
少年野球、特に選抜クラスになると、男子選手の体格やパワーは大人顔負けになってきます。投手の球速は120キロを超え、バットスイングも鋭い。そんな中で、女子選手が「正捕手」の座を勝ち取ることは、並大抵のことではありません。
なぜなら、キャッチャーというポジションは、伝統的に「体が大きくて頑丈な子」が任されることが多かったからです。「壁」としての役割、そしてホームベース上でのクロスプレー（今はコリジョンルールで禁止されていますが、その名残としてのイメージ）への強さが求められてきたからです。
しかし、DeNAジュニアの首脳陣、元プロ野球選手である荒波翔監督らが彼女を選んだ理由は明確でした。
それは「キャッチング技術」の高さと、投手をリードする「雰囲気」です。
ニュースメディアの Full-Count でも報じられていたように、彼女のプレーには「女子だから」という枕詞は一切不要でした。投手が投げたボールを、微動だにせず「ビタッ」と止める。低めの難しいボールを、審判が思わず手を挙げたくなるような軌道で見せる。
「彼女が受けると、ピッチャーが気持ちよく投げているのがわかる」
これこそが、彼女がレギュラーを勝ち取った最大の要因でした。パワーで男子に勝とうとしたのではなく、「投手を助ける」というキャッチャーの本質的な能力で、チームの誰よりも優れていたのです。
話題の技術「フレーミング」とは？ズルではなく「優しさ」だ
ここで注目されたのが「フレーミング」という技術です。
最近のプロ野球やメジャーリーグ（MLB）でも、キャッチャーの評価基準として非常に重要視されているスキルです。
フレーミングとは、簡単に言えば「際どいコースのボールを、ストライクに見せるキャッチング技術」のこと。
以前は「ミットずらし」なんて呼ばれて、「審判を騙すズルいテクニック」だと思われていた時期もありました。捕った後にミットをググッと真ん中に動かすあれです。あれは審判から見ても「動かしたな」とわかってしまうので、逆効果になることもあります。
しかし、現代のフレーミングは違います。
「動かさない」技術なのです。
ボールがミットに収まる瞬間に、余計な動きを一切せず、ボールの勢いを吸収するようにピタッと止める。特に低めのボールに対して、ミットが垂れ下がらないように、下からすくい上げるのではなく、ボールの軌道に入り込んで止める。
増田選手のキャッチングは、まさにこれでした。
私がこの技術を「優しさ」だと表現するのには理由があります。
ピッチャーは、孤独です。マウンドの上で、たった一人で戦っています。
一生懸命投げた最高のボールが、キャッチャーの捕り方が悪くて「ボール」と判定されたらどうでしょう？ ガックリきますよね。「なんだよ、今のストライクだろ…」とイライラして、リズムを崩してしまうかもしれません。
逆に、ちょっと外れたかな？というボールを、キャッチャーが「ビシッ！」といい音をさせて、ストライクゾーンの枠内でピタッと止めてくれたら。「ストライク！」とコールされたら。
ピッチャーは「よっしゃ！ありがとう！」と思います。「乗ってくる」んです。
つまり、フレーミングとは審判を欺くことではなく、「投手が投げたボールを、一番美しい形で見せてあげる」という、キャッチャーから投手への最大の配慮であり、愛情表現なのです。
「君のボールは最高だぞ」
そうミットで語りかける技術。それがフレーミングの本質だと、私は思います。
小柄な子こそキャッチャーを目指すべき理由
「でも、うちは体が小さいから…」
そう思う親御さんにこそ、伝えたいことがあります。
体が小さいことは、キャッチャーとして大きな武器になります。
第一に、「的（まと）」としての集中力です。
体が大きいキャッチャーは、投手から見て「なんとなく投げやすい」安心感はありますが、的が大きすぎて狙いが散漫になることがあります。
一方、小柄なキャッチャーが構えると、的がキュッと締まります。投手心理として「あそこに投げなきゃ」という集中力が高まり、結果として制球が安定することが多々あります。
第二に、「低めへの対応力」です。
野球において「低め」は原点です。長打を打たれないためには、低めにボールを集めるのがセオリー。
小柄な選手は、重心が低く、地面に近い位置で構えるのが苦になりません。大柄な選手が苦労する「低めのショートバウンド」や「低めの際どい変化球」に対して、目線が近い分、素早く反応できるのです。
そして第三に、「機動力」です。
キャッチャーは座っているだけではありません。バント処理、キャッチャーフライ、バックアップ。ちょこまかと動き回る必要があります。このアジリティ（敏捷性）においては、小柄な選手の方が圧倒的に有利です。
DeNAジュニアの増田選手も、決して大柄ではありませんでした。しかし、その体格を活かした機敏な動きと、低めへの圧倒的な強さが、チームを救っていました。
「小さいから不利」ではなく、「小さいからこそできるプレーがある」。そうマインドセットを変えるだけで、お子さんの可能性は無限に広がります。
経験者パパが語る「キャッチャーが一番過酷で、一番かっこいい理由」
ここからは、少し私の個人的な話をさせてください。
私の息子も、小学校でのソフトボールから始まり、中学校の軟式野球部まで、ずっとキャッチャーをやっていました。
正直に言います。親として見ていて、これほどハラハラし、これほど誇らしいポジションはありませんでした。
投手は荒れるのが当たり前！信頼を作る「ブロッキング」
少年野球のピッチャーなんて、プロみたいにコントロール良くありません。
いつ暴投が来るかわからない。ワンバウンドが来るかわからない。なんなら、キャッチャーの頭の上を超えるようなボールだって平気で来ます。
そんなボールを、キャッチャーはどうするか。
ミットだけじゃ捕れません。自分の体を投げ出して止めるんです。
これを「ブロッキング」と言います。
軟式ボールとはいえ、体に当たれば痛いです。冬場の寒い時期なんて、指先に当たったら涙が出るほど痛い。太ももや胸にボールの跡がつくことも日常茶飯事です。
ある試合でのことでした。
息子のチームのエースは、球は速いけどノーコン（制球難）でした。ランナー3塁のピンチ。パスボール（捕逸）すれば1点入ってサヨナラ負けという場面。
エースが投げた決め球は、ホームベースの遥か手前でバウンドするひどいボールでした。
誰もが「あ、終わった」と思った瞬間。
息子はマスクをつけたまま横っ飛びして、そのボールを胸で受け止め、前に落としました。
ランナーは走れない。
息子はすぐにボールを拾い上げ、マウンドのエースに向かってガッツポーズをして叫びました。
「思い切って来い！ 全部止めてやるから！」
その直後、エースは吹っ切れたように三振を取り、チームは勝ちました。
試合後、エースの子が息子のところへ行って「ありがとう」と頭を下げていた光景。親バカですが、涙が出そうになりました。
綺麗なキャッチング（フレーミング）も大事です。でも、泥だらけになって、痛みを我慢して、体を張って投手のミスを帳消しにする。
この「ブロッキング」こそが、投手との信頼関係を作る最初の一歩なんです。
「あいつなら止めてくれる」
そう思わせたら、キャッチャーの勝ちです。ピッチャーは安心して腕を振れるようになります。結果、コントロールも良くなるんです。
これは、ゲームやデータだけではわからない、人間同士のドラマです。
防具の着脱から打順管理まで！グラウンドで「一番忙しい」司令塔
キャッチャーの大変さは、プレー中だけじゃありません。
とにかく忙しいんです。
攻撃から守備に移る時、他の野手はグローブを持って走っていけば終わりです。
でもキャッチャーは？
レガース（すね当て）をつけ、プロテクターをつけ、マスクを持ち、ヘルメットを被り…まるでアイアンマンのように装備を装着しなければなりません。
そして守備が終われば、今度はそれを全部外して、急いでバッターボックスに入る準備をする。
夏場なんて地獄です。防具の中はサウナ状態。汗で視界がぼやけるほどです。
さらに、頭の中も大忙しです。
「次のバッターは誰だ？」「さっきどこに打った？」「足は速いか？」
打順を常に把握していないと、配球が組み立てられません。
野手全員の位置を確認し、「レフトもっと下がれ！」「ショートこっち！」と指示を出す。
息子がよく家でこぼしていました。
「俺、試合中に水飲む暇もない時あるんやけど」と。
でも、だからこそ「司令塔」なんです。
グラウンドの中で唯一、チーム全員の顔を見渡せる方向を向いているポジション。それがキャッチャーです。
監督の分身として、チーム全体を動かす。この経験は、将来社会に出た時に、ものすごく役に立ちます。
「全体を見る力」「状況を判断する力」「人に指示を出す力」。
キャッチャーをやると、精神年齢が3歳上がると言われますが、本当にその通りだと思います。
ジェスチャー一つで投手を救う「女房役」の気配り
もう一つ、息子を見ていて感心したのが「ジェスチャー」の重要性です。
マウンド上のピッチャーって、意外と孤独で不安なんです。
「今のボール、低かったかな？」「審判辛いな…」と疑心暗鬼になる。
そんな時、キャッチャーのちょっとした仕草が投手を救います。
例えば、際どいボールが「ボール」と判定された時。
息子はすぐに、手で「低い低い、今のいいよ、ドンマイ」というジェスチャーを送っていました。
あるいは、ストライクが入らなくてイライラしている時、両手を広げて「ここ見て！大きく構えてるから！」とジェスチャーする。
これって、技術というより「コミュニケーション能力」であり「気配り」ですよね。
DeNAジュニアの増田選手も、これがお上手だったそうです。
女子選手ならではの（という言い方はステレオタイプかもしれませんが）細やかな気配りや、投手の表情を読み取る感性。これが、男子選手以上の武器になっていたのです。
キャッチャーは「女房役」と言われます。
投手が気持ちよく投げられるように、時にはおだて、時には叱咤し、支え続ける。
この「誰かのために尽くすことの喜び」を知ることができるのも、キャッチャーというポジションの特権です。
明日から親子でできる！「魔法のキャッチング」習得ドリル
さて、ここからは実践編です。
「フレーミング」や「ブロッキング」なんて難しそう…と思うかもしれませんが、実は自宅のリビングや小さなお庭で、親子で遊び感覚で身につけられる練習がたくさんあります。
キャッチボールができなくても大丈夫。むしろ、近距離で座ってやる練習の方が効果的です。
1. ミットは動かさない！「ビタ止め」練習法
まずは話題のフレーミングの基礎、「ビタ止め」の練習です。
これに必要なのは、ボールを「捕りに行く」のではなく「ボールが来る場所にミットを置いておく」感覚です。
【練習メニュー：素手でビタ止め】
- お子さんは椅子に座るか、キャッチャーの構えをします。ミットは着けず、素手で行います。
- パパは1メートルくらいの距離から、下投げでゆっくりボール（テニスボールや柔らかいボール推奨）を投げます。
- お子さんは、ボールを「ガシッ」と掴むのではなく、飛んできたボールを「パクッ」と受け止めて、その場所で手をピタッと静止させます。
- この時、「捕った後に手を動かさない」のが最大のポイント。動いたら負けゲーム、みたいにすると盛り上がります。
【ポイント】
- 肘を柔らかく使うこと。 肘が伸び切っていると衝撃を吸収できません。少し曲げてクッションにします。
- 目の位置を変えない。 頭が動くとミットも動きます。
これができたら、ミットをつけて同じことをやります。
「パパが投げたボールの軌道の延長線上に、壁を作るイメージ」と伝えてあげてください。
2. 審判を味方につける「捕球音」の鳴らし方
「バシッ！！」
キャッチャーミットからいい音がすると、ピッチャーは「お、俺の球走ってる！」と勘違い（いい意味で）してくれます。審判も人間ですから、いい音がすると「ストライク！」と言いたくなるものです。
いい音を鳴らすコツは、「ミットの芯（ポケット）」で捕ることと、「ミットを閉じるタイミング」です。
【練習メニュー：パンパン遊び】
- ボールを持たずに、ミットだけで「パン！」といい音を鳴らす練習をします。
- 親指と人差指の付け根あたりを意識して、素早く閉じる。
- 次に、パパが近くからボールを投げます。
- お子さんは、ボールがミットに触れた瞬間に「パン！」と音をさせることだけに集中します。捕れなくてもいいです。音が出ればOK。
【ポイント】
- 多くの初心者は、ボールが届く前にミットを閉じ始めてしまいます。これだと音が鳴りません。
- 「ボールが網（ウェブ）に当たってから閉じる」くらいの感覚でちょうどいいです。
3. 下半身を柔らかく使う「股割り」ストレッチ
ブロッキングや、低い姿勢での構えを維持するには、股関節の柔軟性が不可欠です。
体が硬いと、腰が高くなり、ワンバウンドに対応できません。
【練習メニュー：相撲のシコ踏み＆股割り】
- お風呂上がりなどに、親子で向かい合って足を大きく広げます。
- お尻を地面スレスレまで落とします。
- その姿勢のまま、左右に体重移動したり、少しジャンプしたりします。
【ポイント】
- これは地味ですが、毎日やると劇的に変わります。
- 増田選手のような女子選手は、一般的に男子より関節が柔らかい傾向があり、これが低めのキャッチングの上手さに繋がっています。男子も負けずに柔らかくしましょう！
「肩が弱いからナメられる」をどう克服するか？
キャッチャーにつきまとう最大の悩み。それは「盗塁」です。
「肩が弱いから走られ放題だ…」「セカンドまで届かない…」
ここで自信をなくしてキャッチャーを辞めてしまう子も多いです。
でも、盗塁阻止は「肩の強さ」だけで決まるものではありません。
私の息子も、中学時代は決して強肩ではありませんでしたが、盗塁阻止率はリーグトップクラスでした。
その秘密は「速さ」と「工夫」です。
盗塁阻止は「肩の強さ」だけじゃない
盗塁アウトにするための方程式はこうです。
「投手のクイックモーションの時間」＋「捕手の捕ってから投げるまでの時間（握り替え）」＋「ボールの速さ（肩）」 ＜ 「ランナーの走力」
ボールの速さ（肩）は、すぐには強くなりません。成長を待つしかありません。
しかし、「捕ってから投げるまでの時間（握り替え）」は、練習すれば誰でも小学生のうちに0.5秒くらい縮められます。
【握り替えの練習】
- ミットにボールを入れ、右手（投げる手）を添えて構えます。
- 「パン！」と手を叩くようにして、一瞬でボールを右手に持ち替えてトップ（投げる形）を作ります。
- これをテレビを見ながらでも、ベッドの上でも、ひたすら繰り返します。
これだけで、強肩のライバルに勝てます。
ボールが速くても、握り替えでもたついている間にランナーは走ってしまいます。逆にボールが山なりでも、握り替えが神速ならアウトにできるのです。
走らせないための「牽制」と「目力」
そもそも、ランナーに「スタートを切らせない」ことが重要です。
ここで大事なのが「目力（めぢから）」と「牽制（けんせい）」です。
ピッチャーが投球モーションに入る前、キャッチャーはランナーをじっと見ます。
「お前、走ったら刺すぞ」というオーラを出します。
そして、ピッチャーが投げる直前に、一度スッとランナーの方を見る。これだけでランナーは「あ、警戒されてる」と思ってスタートが遅れます。
また、キャッチャーから一塁への牽制球も有効です。
アウトにならなくてもいいんです。「僕は隙があったら投げるよ」と見せておくことが大事。
これは肩の強さ関係なく、意識の問題です。
自分の「強み」を一点突破する生存戦略
DeNAジュニアの増田選手は、おそらく純粋な「遠投距離」では男子選手に負けていたかもしれません。
それでも正捕手になれた。
それは、彼女が「キャッチング」と「信頼感」という武器を極限まで磨いたからです。
少年野球では、全てにおいて100点を取る必要はありません。
「肩は普通だけど、絶対に後ろに逸らさない」
「足は遅いけど、配球ですごく助けてくれる」
何か一つ、「これだけは誰にも負けない」という武器を作れば、チームにとって外せない選手になれます。
「肩が弱い」と嘆く暇があったら、「握り替え」を極めるか、「ビタ止め」を極めるか。
親子で作戦会議をして、「君の勝ちパターン」を見つけてあげてください。
まとめ：キャッチャーという「特権」を楽しもう
キャッチャーは、正直に言って「割に合わない」と思うこともあります。
痛いし、暑いし、負ければ「配球が悪かった」と責められ、勝てば「ピッチャーが凄かった」と褒められる。
でも、ホームベースの後ろから見る景色は、キャッチャーにしか味わえない特権です。
全員が自分の方を向いている。自分がサインを出さないと試合が始まらない。
投手の最高の笑顔を一番近くで見られる。
親御さんにお願いがあります。
お子さんがキャッチャーをやることになったら、「逸らしたこと（パスボール）」や「盗塁されたこと」を怒らないであげてください。
それらは、プロでも防げないことがあります。
その代わり、
「あそこで体で止めたのは凄かった！痛くなかったか？」
「ピッチャーに声をかけてたのがカッコよかったぞ！」
「防具つけるの早くなったな！」
と、「準備」や「姿勢」、「勇気」を全力で褒めてあげてください。
その加点法の応援が、お子さんを「チームの要」へと育てます。
増田莉夢選手のような素晴らしいキャッチャーが、一人でも多くこのブログの読者から生まれることを願っています。
さあ、今週末はパパの出番です。お子さんの「ビタ止め」、受けてあげてくださいね！
参考リンク：